ジャッジしない、感じるだけで大丈夫

前のブログに先週参加した全身オイルトリートメント/心で触れるボディワークのアドバンスクラスについて書きました。

 

全身オイルトリートメント/心で触れるボディワークはエサレン®マッサージのアプローチを取り入れたトリートメントで、とても好きなそのフィロソフィーとも言うべき要素に「ジャッジしない」というものがあります。

 

セッションをする時も、受ける時もその時に起こる事、感じる事、全てにジャッジを加えず、ただそのままを感じる、というもの。クラスでセッションをした後に必ず時間を取って行うフィードバックでは、感じた事を言葉にします。

 

このフィードバックでも、自分が感じた事にジャッジを加えません。ただセッション中に感じた事やその瞬間に感じている事に意識を向け、気付き、言葉にしてみます。感じた事自体には良いも悪いもなく、そのまま受け取る。

 

相手に対しても同様にジャッジしません。手技のやり方に対して良かった悪かった、上手かった下手だった、こうするべきだったという評価判断はしません。

 

自分が自分について、自分のからだとこころで感じた事をそのまま受け止めるだけで良くて、そこにジャッジしようとする意識が加わった瞬間に“ただ感じる事”がストップしてしまい、頭で考え始めてしまいます。自分の内側に感じた事に気付くチャンスが奪われて、意識が外側に向かって行きます。

 

今の世の中、無意識にジャッジしている事だらけだなと思います。情報がとにかく多いので自分に取り入れるものをまず判断しますし、あらゆる人がジャッジしたものを発信していて、自分が感じている事よりも人が感じて発する事に意識が横取りされてしまいがちだと感じます。

 

自分に対して、人に対して「ジャッジしない」、ただ感じる、気付くだけで良いってすごく安心しますし、からだもこころもリラックス出来てゆるむんです。だから、セッション後にお互いにフィードバックする時間は自分だけの感覚にフォーカスして味わう、安らぎの時間となって、私はとても好きなのです。

 

全身オイルトリートメント/心で触れるボディワークは、ゆっくりと深く触れるので、色々な感覚が起こると思います。セッション中、セッションの後、その後数日の間にも何かからだに感覚の変化が起こる場合もあります。

 

その時は、少し時間を取って、感じる事を味わってみて欲しいと思います。ジャッジせず、からだの内側の感覚に耳を傾けると、忙しい思考が静まり、今、ここにフォーカスしやすくなります。

 

自分のからだをいっぱい、ただただ感じたアドバンスクラスでした。