先日サロンで少し事務仕事をするので遅くなると母に連絡すると、電話口に明らかにしんどそうな声。朝は元気だったのに、聞くと急にめまいと動悸がして寝ていると言います。
母は40代半ばに不整脈で大学病院に検査入院した事があり、心房細動と診断されましたが心臓には大きな問題は無く、薬の服用も無く過ごしてきました。それでも心身のストレスが続いた時、祖父と父が亡くなった時等は、不整脈が出てホルター検査等をする為に暫く通院していました。いつも検査結果は異常なしで徐々に症状が改善するというパターンがこれまで何度かありました。
今回はと言うと、年始に立てた目標、早起きしてテレビラジオ体操をする!を実行する為にそれまでよりも2時間近く早く起き、普段殆ど運動しないけど朝いちでラジオ体操をするという新しい生活パターンを始めて3週間程が経った頃でした。
ポジティブな新習慣も体力の無い体には少しずつストレスとなっていたのでしょう。食欲が有り熱や他に体の痛みはないと言うのとこれまでの母の経験から、自律神経の乱れが不調の原因だと思いました。
不整脈の一種、心房細動は心臓に問題が無い人でも、心身の様々なストレスによってもなりえるそうです。ストレスが自律神経を乱し、血圧やホルモンのバランスに影響を与えて色々な症状を引き起こす様になりますが、症状はその人の弱い部分に出やすいので母の場合、不整脈から動悸、めまいとなって現れたようです。
ストレスを感じずに生きるなんてほぼ無理な世の中です。毎日山の様にあるストレスをどう対処するかが鍵となるのですが、自律神経はとても大きな影響を及ぼしています。無意識のうちにからだの生理機能を24時間制御している自律神経ですが、私達が意識的にこれを整える事も可能でその為の方法は沢山あるのですが、残念ながら今は整えるよりも乱す要因の方がはるかに社会の中に蔓延しています。
リラックスする事は自律神経が整う方法の一つですが、これが簡単なようで難しい!頭の中を空っぽにして、ただ空に浮かぶ雲を眺める、風邪が頬の上を流れるのを感じる、砂の上を裸足で歩いて感触を味わう、木々の中で深呼吸をする、五感を刺激する自然の中の体験はリラックスするのを助けてくれます。そうして自律神経はニュートラルへとバランスして行きます。こうした時間、持てているでしょうか?
母の不調をきっかけに、増々自律神経の働きに興味が沸きました。「自律神経を制するものは人生を制する」と言っても過言ではないと思う今日この頃。
母は睡眠時間を増やし、暫く朝の体操はお休みして1週間程で動悸とめまいが治まりました。自分のからだとこころのウィークポイントを知り、原因に気付き、整える。現代社会を生き抜く為に大切です。
癒しの全身オイルトリートメント/心で触れるボディワークは、ただただリラックスする為に受けて頂けるリラクゼーションです。ただ凝りを解すのではなく、自律神経自体に働きかけてからだ全体を統合し、整えて行きます。自律神経がバランスするという事は無意識レベルにその恩恵が行き渡ると言う事です。そうして自己治癒力を増す事にも繋がります。
ストレス状態が続いている方だけでなく、今よりもっと良いからだとこころを手に入れたい方にも、とてもおすすめです。