からだには沢山の関節があって、私達が複雑で繊細な動作を行う事を可能にしてくれています。若い頃は関節の事なんて真剣に考えた事も無かったけれど(笑)、年齢を重ねるにつれて、関節を意識せざるを得ない事が多くなってきています。
関節の柔軟性を保ったり、炎症を抑える働きをする女性ホルモン(エストロゲン)は年齢と共に減少するので、50歳を前に関節の色々な感覚を通して女性ホルモンの減少もまた実感しています。
どの関節も重要な関節だけど、私の場合、最近は足にある関節のメンテナンスがブームです。
以前お客様にあるスポーツメーカーのショップで足部の計測をしてもらえる、というお話を聞き、近くのショップに行きました。計測したデータを基にシューズを選んでもらいました。
私はウォーキングは好きだけど、ランニングはしないので、がっつり走るランナー用のハイテクスニーカーは必要ないと思っていましたが、普段歩く時のシューズとしても使う事を薦められて試に履いてみるとその履き心地の素晴らしい事!
硬いアスファルトを歩いてもクッション性の高いソールで衝撃をしっかりと吸収、踵の内側への傾斜をサポートする足首回りの分厚いクッション、足底のアーチをサポートするインソール、通常のサイズより1センチ大きいサイズを選ぶスニーカーは最初かなり大きい感覚がありますが、5本全ての趾が一切締め付けられず自由に動く開放感・・・等、とにかく快適!
そのシューズを購入して以来、歩くのが本当に楽しくなりました。かなりのボリューム感、ファッション性はあまり高くはないけれど、そのシューズ以外で歩くのが嫌だと思う程で、服装もシューズに合うようにカジュアルになったりと、ストレス無く歩く事にすっかりハマっています。
最初に購入してからもうすぐ2年。先日新しく同じシリーズのシューズを購入しました。2年前の足の状態と比較したくて、再度足の計測をしてもらいました。
気になっていた内側へ傾斜していた踵の数値は両足共にかなり改善していました。データは同年代の平均値との比較である事を踏まえて、参考として捉えた上で、自分の足の状態や変化を知る為に計測してもらうのは大切だし、面白いなと思います。自分のからだの状態を知る事は、メンテナンスの大切なはじめの一歩です。
全体重と歩行時に地面と接する衝撃を最初に受け止める足の関節、筋肉、靭帯や腱がよりしっかりと働く事で他の関節への負担が和らぎ、からだ全体の状態の改善へと繋がります。最近は足部を整える色々なエクササイズを試したり、立ち方の工夫や内反小趾を改善する為に小趾を意識した歩き方を実践しています。
新調したシューズをまた履きつぶす頃、(1年後?2年後?)私の足がどう変化しているのか、からだがどうなっているのか、またショップで足の計測をしてもらうのが楽しみです。
膝や股関節、腰に痛みがある方は勿論ですが、肩や首、顎関節に問題を抱える方も足元から整える事で離れた関節にも良い効果があります。むしろ、肩関節や首を整えても、足関節や歩き方が悪いままだと、また元に戻ってしまいます。
少々ゴツい見た目ですが、ハイテクスニーカー、とってもおススメです!