先週オリーブオイルの石けんを作りました。材料はオリーブオイル、精製水、苛性ソーダの3種類のみ。
以前オリーブオイルとココナッツオイルの石けんを作り、今は髪の毛以外は全てこの石けんを使っています。(髪もこの石けんで洗った時期もありました) この石けんは泡立ちも良く、何より肌がしっとりとします。手作り石けんには市販の石けんに少ししか含まれていない保湿成分の天然グリセリンがたっぷりと含まれているからです。グリセリンは水を引き寄せる力、そして水溶性、脂溶性両方の汚れもしっかり落とす優れた洗浄力があります。
乾燥する季節、夜の洗顔の時にはすっかり水分を失っている肌もこの石けんで洗うと、とてもしっとりして、洗顔したら前より潤ってる!と思って始めて使った時はビックリしました。
そして今回、油はオリーブオイル1種類の潔い石けんに初挑戦。手作り石けんの第一人者「お風呂の愉しみ」の著者前田京子さんが石けん作りにハマったきっかけもオリーブオイルの石けんだったそう。
ココナッツオイルを入れたり、ブレンドするオイルの種類によって溶けにくくなるけど、手作り石けんは市販のものよりやっぱりちょっと溶けやすい傾向があります。オリーブオイルだけだとどんな感じなのか?やっぱり溶けやすいだろうな。でもその分使い心地は抜群の様。ソープディッシュを通気性の良い物にして、お風呂場に置きっぱなしにせず、風通しの良い所に移動させて、扱いに注意すれば、きっと大丈夫。出来上がりがどうなるのかとても楽しみです。
手作りは手間が掛かったり、扱いに注意が必要である意味不便だったりするけど、大量生産で便利な物には無い素晴らしさがやっぱりあるのだと、手作り石けんを使って感じました。
本当に便利な物で溢れている世界だけど、便利さを追求して優先して手間が掛かる事や不便さを無くす生活には、失われている事も沢山あるなぁ、とオイルと苛性ソーダと精製水をひたすら混ぜ続けながら考えていました。